トレーダーが一度は罹る厄介な病

皆さんこんにちはFXシグナル配信サービス担当の橋本です。

FXトレーダーになると一度はとある病に苦しめられることになります。

私自身罹ってしまっていたことがあるのですが、精神的疲弊が酷かったですし、かなり手痛い負けも経験しました。

その病気の名は「ポジポジ病」です。

経験者の方であれば一度は聞いたことがあると思いますが、

ポジポジ病とは、チャートを見ているとエントリーしていないことが勿体ないことのように感じたり、

ポジションを常に保有していないと利益を得る機会を逃しているのではないかと不安になったりする状態のことを言います。

この病の厄介な点は中毒症状に似ており、自覚がない状態の人も多いということです。

ただ、自分がポジポジ病になっているか手っ取り早く確認する方法があります。

それは、「1日のトレードの回数を確認すること」です。

既にトレードを行われている方は、最近のトレード回数を確認してみましょう。

1日に5回以内程度に収まっているのであれば特に問題はありません。

6~9回程度ですと黄色信号で、10回を超えてくるのであれば明らかにポジポジ病です。

もちろん、スキャルピングのように、小刻みなトレードを何回も繰り返すトレード手法で、きちんと戦略を立てた上で回数が増えているのであれば、何も問題はありません。

ただ、特にそのような考えもなく、チャンスがたくさん来ていると勘違いしてトレード回数が増えているのであれば、自分がポジポジ病に既に罹っていると自覚しなければなりません。

そもそも本当に優位性のあるエントリーポイントなど、1日に何十回も来るものではありません。

ただ、ポジポジ病になってしまうと、エントリーチャンスが来ていると勘違いをしてしまい、優位性の低いエントリーポイントでもガンガンエントリーをして、その結果負けが増えていくのです。

1回1回の取引には何かしらのエントリー根拠があるはずですので、その根拠をはっきりさせてから取引を始めましょう。

その根拠が単なる気分や感覚なのであれば、それは優位性が高いわけではなく、ポジポジ病によって自分がエントリーしたいだけの可能性がありますので、その場合はスルーするべきです。

雑なトレードは長期的に大きなマイナスに繋がります、1つ1つのトレードに対して真剣に向き合いましょう。