「昨日のニューヨーク市場はダウ平均がマイナス、ナスダックとS&P500は
小幅上昇とまちまちの動き。基本的には夏休みで閑散三奈状態です。
先週の大荒れの相場を徐々に回復しているという状況です。
日本市場も同様ですが、日本市場の戻りの方が堅調です。」
■本日の引けが先々週2日金曜日の引け値を超えれば、日本市場は、再び、
決算注目の常態に戻ります。
「ヘッジ」の思惑で無理やり崩された相場水準がアメリカ同様、徐々に
回復に向かっています。
しかし、今回の日本の第一四半期決算は想定以上に堅調なようです。
9月の半期の増配も多く開示されており、さらに、9月の「株式分割」や
「自己株買い」の枠設定も相次いでいます。
また、日本国自体の「貿易収支」も黒字化しています。
4月から6月のGDPは、国内消費が依然伸び悩んでいた可能性があり、若干の
マイナスも想定されますが、最悪のシナリオは乗り越えてきているのでは
ないでしょうか。
仕掛けて、大きく失敗した体の「ヘッジファンド」の決着が早期につけば
むしろ、しこりが一気に喪失した日本市場は、上値が軽くなっている
可能性があります。
■今週は日本も海外も夏休みの空白地帯に入ると想定しています。
日本では本日から3日間で決算が終了します。
アメリカでは来週以降もハイテクの決算が続きます。
夏休みの空白期間で薄商いが想定されます。
じっくり考えるにはいい時間帯だと考えています。