「先週末のニューヨーク市場は三指数ともに小幅上伸。その中で、日本株の
シカゴ先物だけは不自然に下落していました。
月初の不自然な仕掛けの後始末に苦慮しているような気がします。」
■日本市場にも、アメリカ市場にも大きな材料はありません。
今週は「パウエル議長」が「ジャクソンホール会議」で、コメントを出す、位
しか、大きな材料はありません。
世界から、注目を浴びている「植田日銀総裁」は何故か、日本での国会出席を
優先されて、「ジャクソン会議」には出席されません。
日本の政治家が、日銀に対して様々に意見を保有していると言いますが、現実には
「ジャクソン会議」のような重要な会議日程で国会に呼び出すとは、彼らの
経済センスは極めて鈍いと考えています。
とはいえ、結果として、大量の「株式先物売り」の残高が残っています。
仕掛けた時の為替は145円程度であり、141円まで突っ込んだ水準の修正もどこかで
行わなければなりません。
■その一方で日本経済のファンダメンタルズは順調です。
経常収支は黒字であり、GDPはプラスに転じています。
金利は順ザヤであり、中々歪を見つけることが難しい状態です。
本日は、休み明けで出来高が少なく、そのため、仕掛けた炊事が少しづつ修正を
測るには絶好のタイミングとなっていると考えています。
この二週間で株価が戻した分の「利益確定売り」もあると想定しています。
何はともあれ、日本経済が順調に推移しているという事に留意しておくことです。
投機筋が懸命に「巻き戻し」を測ろうとしている株式相場です。
冷静な投資家は、その動きを先取りしながら、利益確定と仕込みを繰り返すのが
いいのではないでしょうか。