代表中野を嗤え「金利・為替と株価」(2024.09.02)

「9月は日本では半期決算月です。海外では学校の新学期が始まるなど
新しい気分が始まるときでもあります。

日本では、「日米金利縮小」「為替の変化」などが喧伝されています。
もう一度、金利と為替、株価の動きを振り返ってみてもいいのでは
ないでしょうか。」

■あまり、言われていませんが、ゼロ金利を推進してきたのは日本
だけではありません。

ユーロも日本同様2020年のコロナパンデミック以前から「ゼロ金利」
を続けていました。
日本であれ、ユーロであれ、経済が低調で、需要不足の時には金利を引き下げ
需要を喚起するのが中央銀行の「定番」の政策です。

2020年のコロナパンデミックによる経済の停滞により、それまで「2.5%」
程度で推移していたアメリカも短期金利を「0.5%」まで引き下げました。

コロナパンデミック終息後に、アメリカやユーロでは「インフレ」が起き
ました。「インフレ」を終息させるため、アメリカ、ユーロの中央銀行
は、金利を引き上げました。
そして、現在、「インフレ」の終息とともにユーロは金利を引き下げ始め、
アメリカも金利を引き下げることになりそうです。

■コロナパンデミックは世界の経済活動を停止させました。
経済が停止して経済活動が困難にならないために、世界各国は財政を出動
させ、市中に資金を配布しました。

「お金」を潤沢にして、市中での回転を滞らせないため、経済活動を維持
するためです。

しかし、その市中に配布された資金は、その後、「余剰資金」として、
「インフレ」の原因ともなりました。

その市中に臨時的に増加させた資金を吸収するという意味でも「金利上昇」
には意味があったのです。

とはいえ、「インフレ」の遠因ともいわれる通り、コロナパンデミックで
市中に放出された資金は、その多くが投資に回ったようです。

「お金」は投資効率のいい方向に流れていきます。

その資金の多くは世界で最も網率がいいと思われていた「アメリカの株式市場」
に向かったのです。

以下明日以降に続く