「先週末のシカゴ先物市場にサヤ寄せするように本日は日本株は
下落しました。
「石破クラッシュ」です。」
■「高市総理大臣」の誕生を市場は期待していました。期待で盛り上がった
相場は、「石破ショック」で、巻き戻されている、という現象です。
「石破氏」は公然と「アベノミクス」を批判していました。
基本的に「石破氏」の考え方は「清く貧しく美しく」という発想であり、
資本主義の精神とは相いれないところがあるようです。
そのため、「アベノミクス」全盛の時代では、支持する議員も少なかった
のです。
今回の立候補もあるいみ引退前の「記念お受験」のようなつもりだった
のではないでしょうか。
しかし、「石破氏」の前に「菅前総理」が出現して、様相は変わります。
「石破氏」の主張という「魂」を売れば念願の「総理大臣」になれるという
取引です。
今回の選挙は、その取引の結果なのです。
ですから、当選前のコメントが瞬く間に変更されています。
最たるものは、「じっくり話し合ってから」「政策を理解してもらってから」
としていた解散総選挙の時期を拙速にはやめたことです。
「菅傀儡政権」の現れです。
■しかし、それは市場にとっては安心材料になります。
経済に無関心な「石破氏」ではなく、安倍政権時代の官房長官で政権を支えた
「菅氏」の傀儡でいてくれる方が、政策としては、「アベノミクス」の改訂版
の政策になるからです。
大きな日本の経済の流れに変化が起きないからです。
しかし、市場が、この「石破政権」の本質が「菅第二次政権」だと気が付くまで
まだ時間がかかりそうです。
気が付いてくれれば、「日本株買い」の流れに再び戻ると考えています。
最大、選挙が終了するまでは模様眺めになるかもしれません。