皆さんこんにちはFXシグナル配信サービス担当の橋本です。
FXチャートを使ってトレードを行う際、多くの人が目にするのが「ローソク足」です。
ローソク足は一定期間内の値動きを視覚的に表すツールであり、その期間を自分で設定することができます。
例えば、5分間の値動きを1つのローソク足で表すチャートは「5分足チャート」、1時間分の値動きを1つのローソク足で表すものは「1時間足チャート」と呼ばれます。
取引ツールによっては、1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、1日足、1週間足、1ヶ月足など、さまざまな時間足を選択することができます。
では、どの時間足を見ればよいのでしょうか?
これは、トレーダーのスタイルによって大きく変わります。
私自身のトレードスタイルは、5分足チャートに焦点を当てています。
その理由は、私が1回の取引で狙う利益の幅があまり大きくなく、主に10pips~20pips程度の短期的な動きをターゲットにしているためです。
大きな時間足、例えば4時間足や日足を見ても、私にとってはそれほど意味がありません。
短期間で小さな値動きを捉えることが目的のため、長期的なトレンドや大きな流れに重点を置く必要がないからです。
一方で、トレンドに乗って50pipsや100pipsといった大きな利益を狙うトレーダーにとっては、大きな時間足が非常に重要です。
日足や4時間足などで大きな方向性を確認し、その流れに乗ることで、大きな利益を得るチャンスが生まれます。
こうしたスタイルでは、逆に1分足や5分足といった小さな時間足に依存しすぎると、トレードの全体像を見失う危険があります。
このように、どの時間足を見るべきかは、そのトレーダーの目指す利益幅やトレードスタイルによって変わってきます。
短期トレードでわずか数pipsを狙う場合は、月足や週足を見ても意味は薄く、
長期的なポジションを持つトレーダーが1分足の動きに振り回されてしまうのも非効率です。
また、大きな時間足から小さな時間足まで全て確認するトレーダーもいますが、それがトレードにプラスに働いているなら問題はありません。
しかし、もし結果が伴わない場合は、情報過多で自分の判断を鈍らせている可能性もあります。
特に、複数の時間足を追いかけすぎて、重要なトレードチャンスを逃してしまうケースも少なくありません。
時間足の選び方は、自分のトレードスタイルに最も適したものを見つけることが重要です。
もし、今のやり方で勝率が低迷しているのであれば、見る時間足を再考し、必要な情報だけを取り入れるようにするのも一つの手です。
トレードはシンプルにするほど成果が上がることが多いですので、無駄な情報を削ぎ落とし、必要な部分に集中することを心掛けてみましょう。