「昨日のニューヨーク市場は、三指数ともに上昇。とはいえ、動きの少ない
市場でした。
日本市場は、昨日から続く買戻しの継続です。」
■アメリカ大統領選挙がまじかです。メデイアでは、さまざまな憶測が伝えられ
ています。「賭けサイト」の状況までもが取りざたされるなど、情報の中身は
いい加減です。
やはり、中長期の投資家は模様眺めを決め込んでいます。
株式ではなく、金利が高止まりしている債券市場への資金流入が続いています。
やはり、待つ以外にないと考えています。
分からないことに、不必要な「バイアス」を置くのは、長く投資を続けるなかで、
行っていくうえで、忌避すべきことだと考えています。
■日本市場では、選挙後の空白が続いています。
「裏金」で、不満を吐き出した後は、人々は冷静になるのが常です。
冷静さを取り戻すと日本市場の割安さが際立ちます。
また、政治情勢から、金利引き上げを促進する政策は取りづらく、「円安」→
「金利高」→「株安」というシナリオを見直さざるを得ません。
選挙翌日から株価が高い背景は、与党が「少数与党」に転じたために想定される
事態を見据えての「買戻し」だと考えます。
しかし、「買戻し」の主力は「海外勢」です。
大統領選挙の行方が気になる投資家です。
日本市場は、下値も限定的ですが、上値も限定的です。
■当面買戻しが続きますが、39000円をおおきく超えていく動きは難しいと
考えています。
全ては大統領選挙後です。