「昨日のニューヨーク市場は金利高止まりで、三指数まちまちの動き。
ダウは下落、S&Pとナスダックは上昇。
ナスダッツクは遅ればせながら高値を更新しました。
日本市場は『次」を模索し始めたと思います。」
■アメリカは大統領選挙を前にして、小動きながら堅調です。
どちらの候補が当選しても、財政赤字が拡大して、金利が上昇しそうだという
思惑が出ています。
債券市場は、その思惑の中で乱高下しています。選挙前には短期筋以外は
動きが止まります。
アメリカの債券市場でも短期筋によるオプション取引や先物取引が中心です。
選挙が終了すると債券金利が上下に大きくぶれる可能性があります。
債券金利が上昇してくると、この金利に対抗できる成長率、成長期待率を
維持できる銘柄は、「生成AI」を中心とするマグニフィセント7などの
銘柄に集中すると想定します。
ダウ平均や、ラッセル2000などが軟調になり、ナスダックが強くなる所以です。
■与党大敗という「悪材料出尽くし」の相場がまだ継続していますが、そろ
そろ風向きは変化しそうです。
「原発全廃」も政策に上げている「立憲民主党」の政権になりそうもないと
市場は見ています。
電力株の上昇の所以です。
「原発」再開が進めば、「データセンター」や「半導体工場」などの建設が
促進されます。
経済にとって、「原発全廃」がなくなるだけで大きな期待が戻ります。
また、日本における半導体生産のネックとなる「原発全廃」哲学が消えるだけで
関連銘柄への期待も戻ります。
■自民党への批判票、マスコミの恣意的な煽りで、与党が負けて、野党が
具体的な政策立案と遂行に真剣に考えることが増えると思います。
出来ない政策、単なるバラマキが経済に及ぼす影響にまじめに取り組んでほしい
モノです。