市場の目「首班指名まで模様眺め」(2024.11.11)

「先週末のニューヨーク市場は三指数ともに上伸。トランプ祭りの
最終盤ではないでしょうか。

日本市場は、首班指名を控えて模様眺め気分が強いようです。」

■日本市場は、決算開示による動きがあります。ソニー(6758)を
はじめ好決算を示した会社には順調に買いが入ります。

市場は徐々に、トランプ祭りから離れ、冷静さを取り戻しつつあります。

まずは新政権が決まることが重要です。

そろそろ政治の世界も、「金の使い方」や「受け取り方」を巡る心情的な
争いではなく、国民を幸福にするための経済に関して、まともに議論
出来る状況になってもらいたいものです。

「パーテイ―の収益をこっそり、非課税でもらうなんてズルい(自分たち
にはそんなことが出来なかったから悔しい)」というレベルでは、世界の
海千山千の投資家には勝てません。

まして、ビジネスと取引を政治の基本にするアメリカ大統領と同等の
会話ができるのでしょうか?

経済は、取り分(分け前)について議論する前に、全体のパイを如何に
増やすのか、という事が重要なのです。

経済が拡大していく以外に、本質的に取り分が増え続けることはないのです。

■そんな自明の理を理解している人に、政治を任せたいと考えているのは
少なくないはずです。

果たして「クレクレ族」の野党にそんなことができるのでしょうか。

また、与党の中にも、経済の本質などを理解している政治家がいるのでしょうか?

新しい政権には、経済を重視してほしいと考えている次第です。