レバレッジが何倍なのかよりも大切なこと

皆さんこんにちはFXシグナル配信サービス担当の橋本です。

FXトレードにおいて、レバレッジの倍率を気にする人はとても多いでしょう。

確かに、レバレッジが高ければ高いほどリスクが増すという認識が一般的です。

しかし、果たして「レバレッジが高い=危険」と単純に考えるのは本当に正しいのでしょうか?

FXにおける損益額は、取引の「ロット数」と「pips数」によって決まります。

たとえレバレッジが高くても低くても、この基本的な損益の仕組みは変わりません。

言い換えれば、レバレッジの倍率が何倍であろうと、同じロット数で同じpips数の値動きがあれば、最終的に得られる損益額は全く同じです。

ここで重要なのは、「どのくらいの取引量を扱い、どの程度のpipsを狙っているか」というポイントであり、レバレッジそのものが損益に直接影響を与えるわけではありません。

では、なぜレバレッジが危険だとされるのでしょうか?

それは、レバレッジを高くすることで少ない証拠金で多くのロットを持てるからです。

確かに、資金以上に大きなポジションを持てることは、資金管理が甘いと危険な一因になります。

しかし、ここで重要なのは「レバレッジの数値」そのものではなく、「自分がどのくらいのリスクを取り、どれだけのロットを扱っているかをしっかり把握しているか」です。

多くの人がレバレッジの高い口座で、特に意識せずに取引をしてしまうと、気づかないうちにリスクの高い取引量になっていることがあります。

このように無意識で大きな取引をしてしまうことが問題であり、レバレッジの高さそのものが危険なのではありません。

たとえば、レバレッジが10倍でも50倍でも(日本ではMAXのレバレッジは25倍までですが)、冷静にリスクを管理し、自分がどれだけのリスクを取っているかを知っていれば、意図しない大損を避けることができます。

結局、意識すべきは「このトレードで具体的にどのくらいの損益が発生する可能性があるのか」です。

レバレッジが何倍であっても、このポイントさえ明確に把握していれば、トレードを行う際の危険性は大きく下がります。

反対に、レバレッジばかりに気を取られ、どれだけのロットで何pipsの損益が発生するかを把握していないと、大きな損失に繋がる可能性が高くなるでしょう。

レバレッジが危険というイメージにとらわれるよりも、まずは取引ごとの具体的なリスクとリターンを明確にし、しっかりとリスクをコントロールすることが大切です。

この考え方ができれば、レバレッジの倍率に左右されることなく、自分にとって安全な取引ができるようになるでしょう。