市場の目「やはりSQがらみの動き」(2025.01.08)

「昨日の意ニューヨーク市場は三指数ともに下落。トランプ大統領
就任前の方向感がない状況の反映だと考えています。

日本市場は、週末のSQを控えた攻防戦が続いています。」

■開示されたJOLT求人統計などで、好調なアメリカ経済の状況が
確認されました。
金利を巡る思惑により、株式市場には利益確定の動きが出たと想定して
います。
来週金曜日は、アメリカでもオプションなどの1月の決済日が到来します。

エヌヴィデア株が一昨日昨日と乱高下しているのは、オプション取引に
関係した動きだと想定しています。
つまり、半導体製造状況などとはあまり関係のないところで株価が動いて
いる、そんな感があります。

アメリカは来週金曜日のオプション決済日を終了したところで、新大統領
の就任を迎え、そこからようやく新しい年度の方向性が見えてくると
考えています。

■日本市場は週末に控えたSQに関する投機的な攻防が続いています。
指数に寄与度が高い銘柄が買われ、それほどでもない銘柄は利益確定の
短期的な動きが続きます。

現段階では、相場の方向性は見えていません。

昨年からの延長戦で相場の方向性を考えていると20日以降にがらりと
方向性が変わることもあります。

相場に常に参加したい方は、「逆指値」を忘れずに対応する事だと
考えています。