市場の目「嵐の前の静けさ」(2025.01.20)

「先週末のニューヨーク市場は3指数ともに上昇しています。トランプ
大統領就任前に売り仕掛けを解消したというところではないでしょうか。

日本市場も同様の動きです。」

■いよいよ、「魔王の帰還」が始まりました。
「減税」と「関税」がシンボルの新政権ですが、現実的な政策は、「減税」
による活性化で、経済活動を活発化させ、税収不足を補うという壮大な
プランだと考えています。

上手くいくかどうかは不明ですが、新政権が標榜している「規制緩和」や
「石油採掘の強化」などは、生産活動、経済活動を活発にするための手段
なのだと考えます。

アメリカ企業の生産を活性化させるためには、邪魔になる海外からの輸入も
制限する他ありません。
「関税」はそのための手段です。

分解して考えれば、トランプ大統領の政策は比較的明解です。

今晩就任するトランプ大統領の始める政策に注目する以外はありません。

■日本市場では、日銀の金利引き上げが突然「既定事実」のような
扱いになっています。

市場は金融株の上昇で反応していますが、売買代金は膨らまず、やはり、
固唾をのんで、トランプ大統領の初日の行動、日本銀行の動向、為替動向
を見極めているところです。

先週までに売りすぎた株の買い戻しが中心の動きです。

市場が模様眺めの時には、模様眺めが正解です。

これはという銘柄以外は逆指値をかけて静観しましょう。