市場の目「悪材料は中身が見えるまで手出し無用」(2025.02.03)

「先週末のニューヨーク市場はトランプ関税の発動で三指数ともに
大幅下落しています。

しかし、関税の具体的な内容については不明です。

日本市場は、最初に影響を受ける市場です。
下落しています。」

■悪材料は「悪材料」の中身が判明するまでは、株価にマイナスの影響
が出ます。
「悪材料」の中身が判明すれば、織り込みに入ります。

トランプ大統領の「関税政策」の問題点は、それによる、トランプデイール
の落としどころが見えないことです。

「違法薬物」「不法移民」をテーマとしたカナダ、メキシコへの関税賦課
ですが、落としどころとして、どのようなことをすればいいのか明確では
ありません。

また、アメリカ国民に不利になるような品目を選択して課税するのが
通例ですが、その開示もありません。

デイールの落としどころも見えず、関税をかけられる品目も不明では
市場は、リスク回避になるしかありません。

まだ手出しは無用だと考えています。