市場の目「日銀・日産・ポケポケ」(2025.02.21)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに下落。ダウ平均はやや大幅、
ナスダックとS&Pは小幅な下落です。
本日のSQを意識した動きでり、トランプ政権の不透明さの現れだと
考えています。

日本市場は三連休を前にしてやや波乱の動きです。」

■トランプ政権の方向性の不透明さは、アメリカの市場にも大きな影響
を与えていると考えています。
「関税」は何よri、アメリカ国民に負担が大きくなる政策です。
対象となる国々の経営者だけでなく、アメリカ国民にとっても、具体的な
政策が実施されると決まらないと対応策が取れません。

「脅し」なのか「実現策」なのか?

対外的な交渉道具として「関税」を使うのはトランプ大統領としては、
準備してきたことかもしれませんが、国内的に、この中途半端な状況が
継続することを我慢できるかどうかは微妙だと考えている次第です。

■日本市場は、今週も投機筋による仕掛けが続いていました。
「円買い」「債券売り」「株式売り」です。
本日も寄り付きから、投機筋によるこの動きが続いていました。

覆したのは「日銀」植田総裁の「必要に応じて国債を買増す」という発言です。

「債券売り」で、金利を上げ、「株売り」を促進する投機筋のシナリオは
覆されました。
後場からの上昇は、投機筋の買戻しだと想定しています。

三連休を前にして本腰の入らない展開ですが、個別物色で動きが出ました。

一つは日産に対して「菅元総理」などがテスラを動かして買収提案を考え
ているというニュースです。さすがは神奈川が地元の菅元総理です。
神奈川本社の日産を吸収することは地元の政治家として男気のある行為だと
考えます。
予算の配分だけに汲々としている野党の政治家に「つめのあか」でも飲ませ
たいところです。
日産にとって、テスラによる買収はホンダの子会社になるより厳しい道です。
自分たちでできない大幅な人員削減などのリストラが待ったなしとなります。
「日産」という名前は残りますが、社員の6割がリストラされると考えています。
相も変わらず「黒船」以外日産は救えないのかもしれません。

本日もデイ―エヌエー株が上昇しています。
「ポケポケ」が大人気で、証券各社では目標株価を上げています。
何度か見たことのある「ゲーム」株の動きです。
継続性はありませんが 以外高もあります。次第に、合理的な株価形成から
遠ざかるのではないか、そう考えています。