市場の目「家庭内暴力」(2025.03.10)

「先週末のニューヨーク市場は三指数ともに下落。
トランプ大統領のDV(家庭内暴力)はまだまだ続きます。

日本市場は、そろそろ欧州勢の、欧州回帰の売りも一巡します。
落ち着くのは、間もなくです。」

■トランプ大統領の「マッキンリー大統領信仰」という冗談の
ような戦略がアメリカを傷つけ続けています。
19世紀のアメリカの状況と現在のアメリカとの状況の違いを
本気で「知らないふり」をしているのか・・・

まずは、大統領と国民の「ハネムーン期間」が過ぎた後の
アメリカの状況を観たいところです。

当面、海外勢のアメリカ離れが続きます。

経済は利便性と安全性がたんぽされるところで 栄えます。

最大の被害者はアメリカ国民ですが、いつ覚醒するのでしょうか?

■日本は、アメリカに対して静観しているのが正解です。

トランプ大統領のコメントは流していくのが正解です。
19世紀の政治経済思想を現代に持ち込んでもうまくはいきません。
「坂の上の雲」の時代の政治思想を現代の日本に持ち込んでも
機能しないのと同じことです。

日本企業は、より世界に必要な代替のできない製品や商品を開発
して、世界に提供することに専念すればいいのだと考えます。

かけがえのないものは「関税」がかけられても売れるからです。

そして、日本が魅力ある市場になるように、規制を緩和して、
とりわけ「資本」の流入を即すような政策を継続することだと
考えています。

マッキンリー大統領の時代とはまさに「日露戦争」以前の時代です。
当時のアメリカの状況に関しては、容易に想像できるはずです。

「関税」と「アメリカへの投資」が世界で有効に機能した理由は
考えればすぐわかります。

もう少しです。
冷静にようすを見ましょう。