市場の目「自社株買い」(2025.04.28)

「週末のニューヨーク市場は三指数ともに小幅に上昇。
トランプ政権100日を前に、「関税」の落ち着き「減税」の期待
が、市場を落ち着かせているのだと考えます。

日本市場は、堅調な動き。」

■アメリカの4月は、「配当金」の支払い「税還付金」の払い込みが
行われる時期です。
「株は五月に売れ」と言われるような株式市場に資金が流入する
時期でもあります。

トランプ関税を巡る動きは、日本との交渉が始まって以降、目立つ
進展がありません。
しかし、事態が好転したこともありません。

トランプ政権では、「関税」による「減税」の実現をアピールして
間もなく「減税法案」が出てくることに市場の関心を集めようと
躍起です。

共和党内部では「減税法案」の策定に懸命ですが、必ずしもトランプ
大統領の思惑通りにはいかないと考えています。
共和党下院では、「富裕層に対する増税」を組み入れた「減税法案」
を策定しようとしています。

トランプ大統領が考える一律の減税案とはいかないと考えています。

■日本市場は、三月の本決算のの開示が始まりました。

注目すべきは「自社株買い」です。
昨年以上に株価を意識した会社が増加しており、決算開示とともに
「自社株買い」を公表する会社が多くなっています。

日本株の下支えはさらに厚くなりました。

トランプ大統領の「相互関税政策」は「アメリカの黄金時代」を招く
のではなく、「日本の黄金時代」を招聘してくれる可能性が高いと
考えています。

日本市場に対して、まだ弱気のコメンテーターやメデイアが多いよう
ですが、そういう時は、逆の目が出ることの方が多いと歴史が
教えてくれています。