「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。ダウ平均
とS&Pは小幅上昇、ナスダックは大幅な上昇でした。
連騰していたダウとS&P、下落していたナスダックの違いだと
想定しています。
日本市場は、連休前の動きです。SQを意識した「踏み上げ」の
動きは継続しています。」
■今晩開示されるアメリカの雇用統計は、市場に波乱をもたらす
可能性があります。
政府職員の削減の勢いは三月はやや落ちていると考えます。
それは、実質的には失業していても、有給休暇扱い、退職金を
分割取得している条件があれば、失業者とみなされないからです。
しかし、傾向は明確に見えてきます。
「減税法案」の提出を前に、関税交渉が継続します。
日本とは閣僚級会議が進み、次は事務局レベルでの交渉が進みます。
しかし、アメリカから見ると、日本以外の交渉先はインド、韓国
等であり、トランプ政権が期待しているほどの大きな成果が期待
出来ないのではないか、そう考えています。
トランプ政権の正念場が続きます。
■日本市場は、昨日同様、連休前の様子見姿勢が中心です。
まして、重要な「雇用統計」の開示が今晩あります。
SQ対応の「踏み上げ」も「雇用統計」を前にした慎重姿勢で抑え込まれ
ます。
決算開示が相次いでいますが、想定以上に日本の企業は、関税の影響を
精査して開示につなげています。
トランプ大統領に対する逆風がアメリカ国内で強まっています。
日本市場は日本の投資家が考える以上に強い動きをするのではないでしょうか。
期待しているところです。