「昨日のニューヨーク市場は三指数とも上昇。
来週の「トリプルウィッチング」を控えて、投機筋の動きが
継続している観があります。
日本市場も続伸。今週に控えた「メジャーSQ」を意識した
動きだと思います」
■自分の家族などの身内に対しては「過剰に自我」を発揮
して、暴力を振るうなどの行為をすることを「家庭内暴力」
と言います。
トランプ大統領の政治運営はまさに、自分の主張を通しやすい
相手には強く当たり、そうでない相手には、しり込みをする
というやり方が顕著です。
同盟国に対する「暴言」や「脅迫」反面、ロシアや中国、イラン
イスラエルに対する弱腰は、まさに「チキン」の有様です。
カリフォルニア州に対する「海兵隊」の派遣などは、まさに
その典型です。
すでに、トランプ政権には「自信」が揺らぎつつあるのだと
考えています。
かって、ロスアンジェルスで、黒人差別をきっかけとして起きた
暴動は、治安維持の面から見ても大きな問題でした。
今回は、暴動ではなく、「移民政策に対する反対デモ」にすぎ
ません。
それに対して、「軍事力」を用いて、自身に対する反対意見を
抑え込もうとするのは、まさに「愚行」だと思います。
■カリフォルニア州は、アメリカの50州の中で、抜群の経済力
を保持している州です。
その州が不安定になると、アメリカ全体への経済の影響が懸念
されます。
CPIの数字が出てきますが、インフレが継続していれば、むしろ
経済には安心感が出ます。
インフレ傾向が沈静化してくるとすれば、それは、アメリカ経済の
停滞の始まりとみられます。
アメリカは、明らかに混乱しています。
7月4日の成立を目足ている「減税法案」が成立するまでに、まだまだ
波乱が続きそうです。