「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに小幅上昇。日本銀行の
内田副総裁の会見により、日本市場の金融政策が「緩和姿勢継続」
であることが確認され、日本市場への投資資金を集めました。」
■昨日のニューヨーク市場は、三指数ともに小幅な上げ。ソフトバンク
子会社の「アーム」株が、好決算で上昇するなど、ハイテク株への
期待値はいまだ大きいと言えます。
とはいえ、決算が終了したニューヨーク市場は、材料難であることには
違いありません。
景気の好調の持続がいつまで続くのかがテーマとなります。
■日本市場は、昨日SQを前にして、大きな動きが無いと想定していましたが、
想定を外す、大きな上昇となりました。
36025円を大きく上へ抜けてくると、「売り方」の買戻しが促進されます。
そのために、指数先物が先行して上値を付けた、という印象でした。
本日もその傾向は継続しています。
大型株を中心とする指数形成銘柄は堅調ですが、それ以外の銘柄は軟調
です。
「節分天井彼岸底」を想定していますが、日経225指数とそれ以外の銘柄の
相場観の乖離が拡大した感があります。
日経平均は上昇していますが、TOPIXは、それほどでもなく反落もしています。
市場での相場の動きが二重構造になる可能性がありそうです。
日本市場は月曜日が休場であり、三連休となります。
利益確定売りも出やすそうですが、海外投資家の動きを見ると、「売り」
から入るのは勇気が必要です。
相場全体が何となく下値が限定的になっているとも想定しています。
■こういう相場付きの時も、投資の基本スタンスは変更すべきではありません。
逆指値注文を駆使してください。
相場の急変に対応するのは、この手法しかないと考えているからです。