「昨日のニューヨーク市場は、三指数ともに上昇。
消費者物価指数の伸びが市場想定の範囲であったことにより、
FRBの金利引き下げが、より確実になったとして、市場が
好感したものです。
日本市場は続伸、高値更新です。」
■ニューヨーク市場は、資金余剰が鮮明なのかもしれません。
アメリカから逃避した投資資金が、好調なハイテク企業の
決算もあり、資金流入が加速していると考えます。
景気後退で、弱気筋が依然残りますが、金利低下期待が、
下支えしている、ということではないでしょうか。
■日本市場は、「ガイジン」買いです。
日本の大型株への投資を進めているのではないか、と想定
しています。
日米の関税率が決定しても、その15%という数字に懸念を
示していた海外投資家が多かったと想定します。
ポジションを減らしていたこれらの長期投資家が、一斉に
日本株へ回帰し始めた可能性があります。
しかし、この買いが一巡すると相場の上昇が止まります。
日経平均の水準ではなく、「ガイジン買い」が終了する時が
この上昇が止まる時だと想定しています。