市場の目「先物主導相場の休憩」(2025.08.19)

「昨日のニューヨーク市場は、小動き。ナスダックは小幅高、ダウ
とS%Pは小幅安。
材料に乏しく、動きづらい展開。

日本市場は、先物主導の相場上昇に買い疲れ。
利益確定が優先しているいると考えます。」

■今秋開催される「ジャクソンホール」会議でのパウエルFRB議長の
講演を前にして、動きづらさがあります。

市場では金利引き下げを100%期待していますが、万が一のことも
あります。

トランプ大統領がEU首脳とゼレンスキーウクライナ大統領を招集して
「ロシア・ウクライナ戦争」の終結を企図していますが、いまだ、
確たる方向性は確認できていません。

トランプ大統領の「ノーベル平和賞」受賞の実現のため、トランプ大統領
の力が入るところです。

■日本市場では、高値のオプション価格が上昇しています。
売りではいっていた投資家は、損失の拡大を防ぐため、指数先物を買いあがる
ことで、損失の縮小に走りました。

先週後半の相場の上昇は、この動きでけん引されました。
ソフトバンクグループやUNIQLOなどが買われたのは、先物価格が上昇
しやすい値がさ銘柄だからです。

本日は、これらの銘柄に売りが入り、小幅に調整しています。

上値を追う材料は、アメリカ以上に日本にはありません。

個人投資家は、高値圏から株価が下がるとつい買いに回りますが、
相場の下げに付き合うのは、あまりいい方針ではありません。

必ず、反転を確認してから買いを入れてください。
逆指値は忘れずに。