「昨日のニューヨーク市場は、ダウ平均はマイナス、S&P と
ナスダックは上昇しています。
日本市場は、今週の下げ分を回復する上昇です。」
■アメリカの雇用統計が明日開示されます。
本日は前哨戦として、雇用レポートが開示され、新規雇用者数の
募集が減少していることが確認されました。
9月の金利引き下げを確信させる数字です。
金利低下期待が株価水準を押し上げています。
■日本市場は、ようやく政局に動きが出そうだ、ということで
市場には、8月に参入したヘッジファンドが動き出したようです。
株価水準の上昇に比して、売買代金が少なく、オプション取引
の活性化で、現物市場が動いていることがわかります。
来週月曜日の「自民党総裁選前倒し」のアンケートが加速して、
「前倒し」の蓋然性が高まっていることが、海外の投機筋を
動かします。
岸田総理から石破総理の時代は、ある意味、手をこまねいて
何も主導的に動かない、受動的な政治が続いています。
その閉塞感が、日本経済の成長を抑えているという考え方です。
閉塞感を打破できれば、本来の日本の成長率はもっと高いと
期待しているわけです。
来週月曜日を目指して、投機筋は動きます。
今週想定通り相場は荒れていますが、まだ嵐は始まったばかりです。