「昨日のニューヨーク市場は小幅に三指数とも上昇。
政府閉鎖を控えて大きな動きができなかったと想定します。
日本市場は、続落」
■公表された「日銀短観」では、景気は緩やかな回復を示しています。
しかし、昨日公表された「商業動態調査」では、明らかに商業活動
が低下していることが見られます。
7月8月と卸売、小売ともにマイナスです。
この二つのマイナスが続くと景気後退が鮮明となります。
猛暑の影響などの季節要因があるかもしれませんが、インフレが進んでいる
なかでのこの数字のマイナスは、より深刻にとらえた方がいいのではないか
そう考えます。
■株式市場の期末を挟んでの下落は、期末要因としてとらえる関係者が
大半です。
しかし、本当の理由は、商業動態調査による日本の内需の低迷が明確な中
日本の景気が悪化しているという懸念で株式売りが出ているのではないか、
そう考えます。
単なる需給関係の調整ではない、そう考えるべきです。
政治による対策が必要なのかもしれません。
週末の自民党総裁選が注目されるゆえんです。