市場の目「踏み上げ」(2025.10.06)

「日本市場は、急騰」

■先週末まで、自民党総裁選の行方を「小泉氏優勢」とコメントするメディア、証券会社

が大半でした。外資系証券の日本駐在員は、本社に対して、「小泉裕理」「小泉トレード」

を推奨していたと考えています。

それはすなわち「円高」「株売り」です。

高市新総裁が決まり、週明けの日本市場は、「想定外」の結果に慌てることとなりました。

「円高」「株売り」は逆転して「円売り」「株買い」になります。

日本市場の急騰の背景の一つは、ここにあります。

もう一つは、個人投資家も、「高値警戒感」から、「弱気」が多く、「信用売り残」「ベア投信」の

残高が急増していました。

これらの反対売買g相場を踏み上げます。

もう一つは、債券の含み損解消のために株式を利益確定し、模様眺めを決め込んでいた日本の機関投資家

です。

「押し目待ちに押し目なし」です。

ふんだんに保有している株式投資枠が市場に還流してきます。

■日本市場は、「高市トレード」として賑わっています。しかしこの動きは、今週で終了すると想定して

います。週末のSQまでがめどです。

来週、正式に「総理大臣」に就任し、閣僚が決まることで、市場は、正確に「高市政権」の方向性を

見出します。

市場が落ち着くのはそれからです。

そこから銘柄を選択しても遅くはないと考えています。