市場の目「あざとくて何が悪いの?」(2025.10.28)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。今週開示される
主要企業の決算の好調さが想定されていると考えます。

日本市場は、小幅下落。
短期筋の、利益確定売りが始まっていると想定します。」

■本日の日米首脳会談は極めて円滑に行われました。
高市総理のトランプ大統領にたいする「あざとさ」の発露が際立ちました。

何はともあれ、関税に関する合意文書が取り交わされ、日本経済にとっての
懸念材料がまた一つ消えました。

午後からは、日米同盟の強固さを示すように横須賀海軍基地の視察が行われます。

とりあえずは、外交デビュー成功というところです。

■「好事魔多し」です。
海外の短期のヘッジファンドの決算は12月です。
しかし、大枠の収益計上は、11月中に完了しているのが通例です。

短期で、大幅な超過利益を保持している、短期のファンドにとって、この利益を
いつ確定するかが、重要な課題です。

手仕舞いのきっかけとして、「決算開示」は妥当です。

今回の決算開示は、海外投機筋の絶好の利益確定機会になると考えています。

短期的には調整機関に入りますが、大きく下がることはないと考えます。
すでに相場の基調は転換し、日本株の上昇基調に変化がないからです。

「高値売り、押し目買い」日本の個人投資家にとって、動きやすいタイミングが
まもなく到来すると考えています。