市場の目「トヨタ」(2025.11.05)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに下落。
長引く政府閉鎖、ニューヨーク市長他州知事選挙の結果待ちなどで
利益確定売りを促進させていると考えます。

日本市場も同様。
短期ヘッジファンドの利益確定売りで、「パッケージ売り」が顕著
です。」

■ニューヨークの新市長は、民主党の新人が勝利しそうです。
驚くべきは、キリスト教の国アメリカで「イスラム教徒」の市長が
誕生することです。
「恐るべし、ニューヨークの多様性」です。

いずれにしても、アメリカの市場の弱さは、買い方の主力である、短期
ヘッジファンドの決算に伴う売りが原因です。
ファンダメンタルズに関したことではありません。

したがって、時間の経過とともに、売りは終息し、再び買いに転じます。

■日本市場の上昇をけん引したのも、アメリカと同じ短期のヘッジファンド
です。
アメリカで起きているのと同じことが日本でも起きます。
すなわち、利益確定の売りが終了すれば、やがて、再度買いが始まります。

あまり大げさに考えない方が精神的にもいいと考えている次第です。

トヨタの決算が開示されました。
順調な回復を示しており、関税の影響から脱却し始めています。
ヘッジファンドの事情で、すぐに株価は上がりませんが、時間の問題で、
日経平均の上昇率に追随してくると考えています。