市場の目「反発」(2025.11.06)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。
日本市場も連動して昨日の下げの半分ほどを戻す感じです。」

■日米ともに株価を上げたのは短期の投機筋です。
投機筋のファンド契約上の理由で、売りが出て下がれば、上昇に
追随できていなかった中長期の投資家が下値を支えます。

日米ともに同じような動きをしています。

買いの主体が類似しているので、日米の株価の動きが連動する
のは、仕方のないことかもしれません。

■世界の投資資金の自己増殖による拡張の勢いは、投資資金の
大きな流れとして、資金を管理していた金融機関からあふれ出しています。

溢れた資金の行き場所は、債券市場、株式市場、FX、金ETF、暗号資産
不動産などに向かいます。

それらの中で、投資効率がいいもの、流動性が高く、資金が吸収できる
モノへ、資金は流入していきます。

しかし、契約更新などのやむを得ない事態が起こる頻度が高まります。

現在は、その時期です。

結果として現れる価格の変動を、膨大な投資資金の流入以外の理由で
説明しようとすると間違えます。

多くの昔ながらの「株や」が当たらないゆえんです。