「昨日のニューヨーク市場は、ダウ平均とS&Pが上昇、ナスダック市場は
小幅安でした。
日本市場は、SQを控えて堅調な動き。」
■長引いた「つなぎ予算」の審議がようやく終了しました。
とりあえず、政府は来年1月までの予算を確保しました。
しかし、根本的な課題は解決していません。
三か月の期間で、共和、民主両党が折り合いをつけるために、いったん、手打ち
をしたということです。
まもなく「感謝祭」が到来します。
アメリカ最大のイベントの一つであり、政府閉鎖により国内の移動などが制限
されると、来年の中間選挙に向けて、マイナスが想定されます。
とりあえず、年末の三大イベントである「感謝祭」「クリスマス」「年始」の前
に平穏を取り戻しておこうという、両党の思惑が透けて見えます。
ただし、政府閉鎖による景気の後退は鮮明です。
12月のFOMCでは金利引き下げを行わざるを得ないと考えています。
■日本では、国会の審議が順調に進んでいます。
高市政権への支持が増加し、立憲、公明党などへの失望感が拡大しています。
明日が決算開示の最終です。
SQ算出日と重なりましたが、総じて、経済回復が明確になりつつあります。
決算にまつわる投機的な動きも明日と月曜日が最後です。
市場が落ち着きを取り戻します。
「まだはもうなり」に転じるのはまもなくです。
