「週末のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。感謝祭休日明けの
半日取引では、明確な方向性が見えません。
日本市場は、日本銀行の金利引き上げ近し、という情報から、短期
投機筋による「円買い」「株売り」の動きが出ています。
しかし、この動きは限定的です。」
■アメリカは感謝祭休暇明け後、FRBによる金利引き下げの可能性が高い
ということを唯一のよりどころとして、堅調な動きです。
減税効果が個人に出てくるのは来年年初からだと想定しています。
それまでは、AI関連の設備投資による景気けん引に任せる以外にありません。
アメリカ景気は順調なれど目先の動きは波高し、というところかもしれません。
■日本銀行の上田総裁が午前中講演を行い、午後から会見を開いています。
事前開示された日本語の文案では、対して大きな変化がないように見えますが、
英語表記になると、ややタカ派な色彩が強くなります。
この会見を受けて12月の政策決定会合での0.25%の金利引き上げ確率が
上昇しました。
昨年の夏場の連想で、「円買い」「株売り」の投機筋が本日出たことは否定できません。
しかし、勢いが弱く、継続性はないと想定しています。
いよいよ、インフレ率と基準金利の逆ザヤの改定が行われようとしています。
