「昨日のニューヨーク市場は、ナスダックだけが小幅上昇。
ダウ平均とS&Pは下落しています。
日本市場は、方向感なし。」
■昨日開示されたアメリカの各種経済指標は、あまり好調なもの
ではありませんでした。
消費者動向は、停滞しており、新規雇用者はわずかに増加、失業率
は節目とされていた4.5%を上回り4.6%に到達しています。
景気がいいのか悪いのか・・
失業率の上昇は、政権にとって、極めて気になるところではあります。
自然失業率と計算されている4.2%を上回ってくると、来年の中間選挙
へ向けて対応が迫られます。
とりあえず、FRBは来年の金利引き下げ回数を増やさざるを得ないと
考えています。
■日本市場は、支えてくれる海外投資家の主力が不在の中、模様眺め
と方向感のない動きが続きます。
日本銀行の金利引き上げを待つ中で、利益確定売りが先行する形です。
日本銀行の金利引き上げは、株価の下げには限定的です。
為替にも限定的ですが、「円高」方向へのバイアスは強まると想定
しています。
クリスマス休暇と、年末御用納め、今週来週は、同じような状況が
続きそうです。
