市場の目「片山大臣怒る」(2025.12.23)

「昨日のニューヨーク市場は、三指数ともに上昇。
市場参加者が少ない中、売り込まれていた半導体関連銘柄が
買いなおされ、指数を押し上げました。

日本市場も同様の動きですが、半導体よりも全方位で上昇。
値上がり銘柄が多くなっています。」

■片山財務大臣の「強気の発言」と「投機筋に対していい加減にしろ」
とでもいうような空気感で、投機筋がいささか委縮したようです。

しかし、いまだ為替水準は「円安」のままです。

「怒っている」対応は、投機筋に恐怖心を持たせます。

年末年始の閑散時に、突然の為替介入が起きることが想定されるからです。

クリスマスで市場参加者が少ない中「小銭稼ぎ」をしようと企んでいた
アジア系の投機筋には大きな牽制になると考えています。

■為替市場以外でも投機筋は、「小銭稼ぎ」を目論んでいます。

アメリカ国債市場、半導体株、日本市場などです。

閑散時に投機筋が跋扈するのはいつものことですが、継続性がないことは
明白です。
市場参加者が増加してくると、相場のトレンドは収れんしてくるからです。

材料難の時期です。
投資する時は逆指値で保険を掛けることに留意してください。