市場の目「おかしな話」(2026.02.25)

「昨日のニューヨーク市場は、三指数ともに上昇。
消費者信頼感指数の改善が背景だと考えます。

日本市場は、高値更新。」

■高市総理が日本銀行の金利引き上げに難色、という毎日新聞の記事が
でました。
この記事の影響からか、為替市場は再び「円安」に向かっています。

そもそも、新聞記者の方は、金利の仕組みをご存じなのでしょうか。

日本銀行が差配できるのは「無担保コール翌日物」のレートだけです。
黒田総裁時代は、長期金利の上昇を防ぐための方策も継続して、金利上昇
を抑えていましたが、今は、長期金利は市場にゆだねられています。

そのため、日本銀行の「精神的影響力」はあっても現実的な影響力は
低下しています。

そもそも、日本銀行が「基準金利」を引き上げなければ、「預金金利」は
据え置かれます。
しかし、融資などの金利は市場に連動していますから、金利は市場に
連動してすでに上昇しています。

日本銀行が基準金利利を引き上げないと銀行の収益が落ちるのではなく、
据え置けば据え置くほど、銀行の「預金と貸し出し」の金利ザヤは、拡大が維持
されるということです。

銀行の収益はさらに拡大を続けるということです。

日本銀行が金利を上げれば銀行株が上がり、据え置けば下がると考えるのは、
単なる先入観ということです。

■げに、頭のいい人たちの考えることは、複雑すぎて、困ったものです。

市場は、遠からず、修正されると考えています。