市場の目「戦争2」(2026.03.03)

「昨日のニューヨーク市場は、三指数まちまちの動き。
ダウは安く、S&Pとナスダックは小幅高。

日本市場は続落。」

■イラン戦争で、最も懸念されることは、イランによる「ホルムズ海峡閉鎖」
です。
イランの国会で1986年以来初めて決議されたこの「ホルムズ海峡閉鎖」は、
イランの最終兵器として、「イランの核開発継続」の人質として、イランが
決意したものです。

アメリカ、サウジアラビアなどの湾岸国は、容認することはできません。
イランの核保有は、周辺の産油国にとって大きな脅威となります。
ホルムズ海峡閉鎖は、周辺産油国にとって、石油輸出の大きな支障となります。

イランが「ホルムズ海峡閉鎖」を国会で決議したことで、今回の戦争は、避けられ
なかったと考えています。

すでに、アメリカ軍は、海峡閉鎖を避けるために「掃海艇部隊」を準備しており、
イラン海軍基地を破壊しています。
「ホルムズ海峡」閉鎖を防ぐための対応をしているのです。

石油価格の上昇が限定的なのは、その対応が機能しているからではないでしょうか。

■イランの現政権の抵抗は、限定的だと考えています。

戦争継続には、何らかの支援が必要ですが、イランを支援していたロシアや中国
インドなどが、物理的に支援する動きはありません。

イラン内部では、戦争終結に向けて、動いていると推測します。
このままでは、軍、警察など内部統制機構が破壊されつくす可能性があるからです。

将来のイランの経済回復を考えるとしたら、破壊の規模は、抑えなければなりません。

イランの政治首脳の選択次第です。

■「ホルムズ海峡の閉鎖」がなければ、世界は次第に落ち着きます。

イラク戦争は、110時間の攻撃で態勢が決まりました。
今回の戦争は、少し緩やかに進んでいますが、長い時間が必要だとは考えていません。

投機筋に荒らされている日本市場ですが、もう少し、待つしかないと考えています。