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「今週の気になる銘柄(2024.02.25)」
「そろそろ落ち着くかニューヨーク市場」
■先週21日の「エヌビデア」の決算で直後の木曜日は、ニューヨーク三指数は急伸しました。
あくる金曜日はナスダックは下落、ダウ平均とS&P500指数はこじっかりの展開となりました。
「エヌビデア」の決算は、驚異的な伸び率であり、アメリカ経済や世界経済の今後の成長の中で「生成AI」が「ゲームチェンジャー」となる可能性を想起させます。
ニューヨーク市場では、新しい「世界」を想起して、関連しそうな情報機器関連銘柄が上昇して、相場の上昇をさせました。
木曜日の急伸の後、金曜日には、「エヌビデア祭り」ともいうべき関連銘柄の上昇は落ち着きを取り戻しています。
そのため、ナスダック市場は、落ち着いたという観があります。
■ニューヨーク市場でのCME日経平均先物は39410円と続伸して終了しています。
月曜日の日本市場は、この数字に「サヤ寄せ」する形で強く始まると想定します。
しかし、ニューヨーク市場と同様、決算実績が株価の上昇ほど伸びていない企業には、冷静な動きが見られます。
「利益確定」の動きが先行するのではないかと想定しています。
日本の半導体関連銘柄は、業績の進捗に対して株価が先行しすぎている銘柄が多くあります。
先週コメントしたように、少し「足踏み」をして、業績見通しや実績が株価に追いついてくる必要があると考えています。
業績との乖離が大きすぎるという事で「バブル化」している可能性があるからです。
決算動向、来期見通しなど何らかの確認ができるまで、「足踏み」が必要だと考える次第です。
■来週に控える「メジャーSQ」が相場が動意づくきっかけにもなります。とはいえ、株価が調整して、株価の「伸びしろ」があったここ三か月と異なり、今回の「メジャー
SQ」までの株価水準は、すでに、2月の「SQ値」をはるかに超えており、「踏み上げ」などで、株価を急伸させる材料はありません。
ドル建ての日経平均は、現在史上最高値を目指しているところです。
円建てでは史上最高値を更新しましたが、ドル建てでは、285.94ドルに対して、まだ254.66ドルです。
海外短期筋の資金だけでドル建てでも史上最高値を更新する動きになるには、やはり、日本の個人投資家や機関投資家の買い参入、が必要であり、また、そのためには、個別企業の実績が必要だと考えている次第です。
■日本市場では、今週は特段の材料がありません。
月末を控えてポジション調整の動きも出ます。先行している値がさハイテク株の伸び悩みが想定される中、TOPIXの最高値更新も話題になるところです。
TOPIXの最高値更新は、日経平均のように指数寄与率の高い銘柄がけん引して押し上げていくことが簡単ではありません。
先々週は物色の拡大が見られましたが、先週は、その拡大が、やや止まっています。
日経平均が史上最高値を超えるイベントの中では、やはり指数関連銘柄についた方が効率的だという事だと考えます。
今週は、値がさハイテク株が、「足踏み」すれば、再び物色が拡大することも想定されます。
■チャートの形から気になる銘柄は以下です。
・NOK(7240)株価:2109.5円ロスカット:2070円
・カネカ(4118)株価:3698円ロスカット:3570円
・ユーザーローカル(3984)株価:2355円継続してください。ロスカット:2250円
・NTN(6472)株価:296円 ロスカット:290円
・住友化学(4005)株価:312.9円先週以降継続です。
ロスカット:300円
・地銀株:配当の高い地銀銘柄は堅調な動きをしています。各地域の預金者からの地銀株買いも想定されます。
また、日銀の「マイナス金利政策」の解消が近づいています。今年は3月18日19日4月25日26日です。
日経平均株価が史上最高値を付けて市場に経済回復の期待感が高まり、「金利引き上げ」(現実的には正常化であり「引き上げ」というほどではありませんが)の印象が緩和されています。
春闘の賃上げ情報も続々と上がっています。
「三月期末」という季節要因も考慮されると考えます。
「マイナス金利政策」の正常化は規模の大きな銀行の方が有利に働きます。
地銀株の動きには注目です。