クリスマス当日の相場

皆さんこんにちはFXシグナル配信サービス担当の橋本です。

クリスマス当日の相場について、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?

FX市場は平日は24時間開いているのが特徴ですが、クリスマス当日となると少し事情が異なります。

結論から言うと、クリスマス当日は一応相場が開いているものの、実際にはほとんど取引にならないと考えた方がよいでしょう。その理由について、いくつか詳しく解説していきます。

まず、クリスマスは日本以外のほぼ全ての国で祝日となります。

特に欧米諸国では、この日を家族や友人と過ごす重要なイベントと捉えており、ほとんどの金融機関や企業が休業します。

そのため、市場参加者が極端に少なくなり、取引量が激減します。

市場が開いてはいるものの、主要なプレイヤーがいないため、値動きが極めて鈍くなるのです。

さらに注意が必要なのが、スプレッドの拡大です。

取引量が少なくなることで、買い手と売り手のバランスが崩れ、スプレッドが通常よりも大きく開く傾向にあります。

これにより、普段であれば狭いスプレッドで取引できる主要通貨ペアでさえ、実質的にトレードコストが跳ね上がる状況になります。

これがスキャルピングや短期トレードを主とするトレーダーにとっては非常に不利な環境を生むのです。

また、証券会社によっては、クリスマス当日に短縮営業を実施する場合もあります。

そのため、通常通りの時間帯で取引ができない可能性も考慮しなければなりません。

例えば、注文の執行スピードが遅くなる、あるいはそもそも注文自体を受け付けない時間帯が発生することもあります。

これらの状況を考慮すると、クリスマス当日に無理にトレードをすることは賢明とは言えません。

総じて、クリスマス当日の相場は「開いているけれど、実質的には閉じているようなもの」と考えるべきです。

動かない相場に無理やり参加しようとすれば、スプレッドの拡大や不利な条件で取引せざるを得なくなり、余計な損失を被るリスクが高まります。

特に、短期的な利益を狙うトレーダーにとって、この日は取引を控えるのが最善の選択と言えるでしょう。

クリスマス当日は、取引をお休みし、自分のトレードを振り返る時間に充てるのも良いかもしれません。

1年の取引を見直し、来年に向けた計画を立てるには絶好の機会です。

取引のない静かな時間を活用して、自分のトレードスタイルや戦略を再確認してみるのはいかがでしょうか。

トレードも大切ですが、心身をリフレッシュさせることも、長く相場と向き合うためには必要なことです。

クリスマス当日は、相場を眺めるだけで十分です。無理にポジションを取る必要はありません。

休むこともまた、トレーダーにとって重要なスキルの一つです。

年末に向けた準備を整え、来年のさらなる飛躍を目指しましょう。