感情がトレードに与える影響

皆さんこんにちはFXシグナル配信サービス担当の橋本です。

多くのFXトレーダーが経験するのが、「デモトレードでは勝てるのに、リアルトレードになると負ける」という現象です。

取引の条件は変わらないし、リアルでだけチャートが不利に動いているわけでもないのに、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

その答えは、「欲望」と「恐怖」という感情にあります。

デモトレードでは、リアルマネーがかかっていないため、トレーダーは冷静に判断を下すことができます。

リスクも利益も架空のものなので、トレードの成績に大きなプレッシャーがかかることはありません。

しかし、リアルトレードでは状況が一変します。実際に自分のお金がリスクにさらされると、感情が強く作用し、トレードの判断に大きな影響を及ぼします。

勝つと「もっと利益を出したい」という欲望が沸き、無謀なトレードをしてしまうことがあります。

一方で、負けると「損を取り戻したい」という焦りから、さらにリスクを高めてしまったり、感情的な取引を繰り返してしまいます。

こうした感情的な行動が、冷静さを失わせ、大きな損失を招く原因となるのです。

勝てるトレーダーは、最初から感情をコントロールしていたわけではありません。

彼らもまた、欲望や恐怖に振り回される経験をし、その失敗から学んでいます。

トレードで感情が入るほど負けることが多いという現実に気づき、それを克服するために努力してきたのです。

私自身も、感情に任せたトレードで痛い目を見た一人です。

FXを始めた頃、わずか1ヶ月で数十万円もの損失を出しました。

それまで、冷静な判断ができていると思っていましたが、実際には欲望や恐怖に振り回されていたのです。

この失敗があって初めて、私は感情の影響を理解し、それに対処するための対策を取り始め、そこからは徐々に結果を出せるようになっていきました。

では、どうすればリアルトレードでも冷静さを保てるのでしょうか?

そのためには、まず厳密なトレードルールを設定することが大切です。

このルールは、自分のトレードスタイルやリスク許容度に基づいて作り、どんな状況でも守るべきものです。

ルールが明確であれば、感情に振り回される余地が少なくなります。

次に、トレード中に欲望や恐怖が必ず湧くことを理解することも重要です。

例えば、トレード中に「もっと利益を追いたい」「怖いから早く損切りしたい」と感じたとき、その感情に気づくことができると、冷静さを保ちやすくなります。

「今、自分は感情に振り回されている」と自己認識ができれば、その感情を客観視し、行動をコントロールできるようになるのです。

この2つの対策を実践することで、「デモトレードでは勝てるのにリアルトレードでは負ける」という現象を防ぐことができます。

つまり、リアルトレードでも冷静な判断を続けるためには、感情をコントロールし、ルールに従ってトレードすることが重要です。

これができれば、リアルでも安定した利益を上げることが可能になるでしょう。