株式とは異なるFXの取引時間

皆さんこんにちはFXシグナル配信サービス担当の橋本です。

「土・日にトレードの練習をしようとしたら、数字が固まっていて取引ができませんでした。不具合でしょうか?」

という質問をよくいただくことがありますが、この現象の原因は、FX市場が土日は閉まっているためです。

市場が閉まっている間はレートが変動しないため、取引ができなくなります。

意外と知られていないFXの取引時間について、今回は詳しく解説していきます。

先ず、FXの取引時間には「夏時間」と「冬時間」の2種類があります。

簡単に説明すると、夏時間は3月上旬から11月上旬まで、冬時間は11月上旬から3月上旬までの期間を指し、この2つの時間帯で大きく異なるのは、取引できる時間です。

夏時間の場合、FX市場は月曜日の朝6時から土曜日の朝6時まで開いており、平日は24時間取引が可能です。

一方、冬時間では、月曜日の朝7時から土曜日の朝7時まで市場が開いています。

この違いは、主に欧米のサマータイム制度によるものです。

証券会社によっては、夏時間でも月曜は朝7時から取引が可能だったり、土曜日は朝5時50分に取引が終了する場合もありますが、基本的には上記の時間帯を基準に考えていただければ問題ありません。

株式市場とは異なり、FXは平日24時間取引が可能なため、時間の制約が少なく、副業としても非常に向いているとされています。

これも、FXの大きなメリットの一つです。

ただし、24時間いつでも取引できることは魅力的ですが、その反面、適切なトレードルールがないとトレードにのめり込みすぎてしまうリスクもあります。

特に、目標の利益幅や損切りラインなど、毎日の取引に制限を設けないと、際限なく取引を続けてしまい、結果的に損失を拡大させてしまう可能性があります。

さらに、夜中でも相場の動きが気になって眠れなくなるといった問題が発生することもあります。

このようなリスクを避けるためには、事前に明確なトレードルールを設定し、それに従うことが重要です。

特に、サラリーマンの副業としてFXを行う場合、取引時間の自由度が高い反面、自分で制限を設けなければならない場面も多くあります。

土日にFXの市場が閉まっていることは、FXトレーダーとしては基本的な知識ですが、知らないと週末にレートが動かず、取引ができないことに驚く方も少なくありません。

今回の説明を通じて、FXの取引時間をしっかりと理解し、効率的なトレードを行っていただければと思います。