皆さんこんにちはFXシグナル配信サービス担当の橋本です。
FXには指標発表時間と呼ばれる相場が大きく動く時間があります。
指標発表とは簡単に言うと各国が自国の経済状況を発表することであり、
メジャーなものですと雇用統計やGDP、政策金利の発表などがこれにあたります。
指標発表時間は注目度が高ければ高いほど相場に大きな影響を与えます。
特に、事前予想から大きく外れるような発表があると、激しく乱高下して相場が大きく荒れます。
では、ここから本題ですが、このような指標発表時間での動きはエントリーチャンスになり得るでしょうか?
私はならないと考えています。
大きく相場が動くということは、その分利幅が取れる可能性がありますので、一攫千金が狙えるかもしれませんし、
実際にそこで勝負する方もいらっしゃるでしょう。
ただ、問題は想定の方向とは逆に大きく動いてしまった場合です。
一攫千金が狙えるということは、失敗した時、同等の損失が発生する可能性を秘めています。
たまに、「損切をきちんと入れていれば指標発表時間でも安心なのではないか」という質問を受けることがありますが、
一瞬で数十pips、数百pips動くような激しい動きだった場合、決済が間に合わず損切設定をした位置から大きくずれて約定する「滑り」という現象が起こることもありますので、安心とは言い切れません。
当たれば大勝ち、外れれば大損、結果は発表されるまでわからない、これではまるでギャンブルです。
投資はギャンブルだと思っていると絶対に長期で勝つことは出来ません。
激しく動く相場でたまたまビギナーズラックで大きく勝ててしまうことはあっても、それを継続して起こすことは無理がありますし、
短期間で大きく勝つ味を一度でも覚えてしまうと、ギャンブル的なトレード方法にどんどんとのめり込んでいき、最終的には痛い目を見ることが多いです。
ギャンブラーになりたいのであれば話は別ですが、
FXを投資と考え、コツコツと増やしていきたいのであれば、イチかバチかの勝負はせずに優位性が高いポイントだけを狙って淡々と取引を続けることをお勧めします。