皆さんこんにちはFXシグナル配信サービス担当の橋本です。
損切りという言葉に、あなたはどんなイメージを抱いていますか？
多くの初心者トレーダーが、損切りに対して「損を確定させる」という悪い印象を持っているかもしれません。
しかし、本来の損切りの役割は、損失を最小限に抑えるための防御策です。
それにも関わらず、損切りを嫌い、それを避けようとする行為が、結果として致命的なダメージを引き寄せることがあります。
FXで一番避けなければならないのは、リカバリーできないほどの大きな損失を出してしまうことです。
どれほど熟練したトレーダーであっても、勝率100%の手法など存在しません。
相場に絶対はなく、どんなに慎重に戦略を立てても、損失を完全に回避することは不可能です。
そのため、損切りは「負けを確定させる」ための行為ではなく、「次に勝つために生き残る」ための行為なのです。
勝ち続けるトレーダーは、一度の負けを恐れるあまり全てを失うことを避けます。
一方で、負け続けるトレーダーは、たった一度の損失を認められずにポジションを抱え込み、結果的に資産の大半を失ってしまいます。
どれだけ勝ちを積み重ねたとしても、1回の大きな負けがそのすべてを帳消しにすることもあります。
だからこそ、損切りを受け入れる勇気が必要なのです。
損切りを避ける理由の一つに、感情が絡んでいる場合が多いです。
「もう少し待てば戻ってくるかもしれない」という期待や、「ここで損切りしたら負けを認めたことになる」という意地が、判断を曇らせます。
しかし、投資の世界では感情を切り離すことが生き残るための鉄則です。
損失を最小限に抑えるためには、あらかじめ許容する損失額を明確に設定し、それをルールとして徹底する必要があります。
私自身も、トレードを始めたばかりの頃は損切りを躊躇したことがあります。
しかし、その結果はいつも同じでした。
損失は膨らみ、取り返しのつかない状況になるまで放置してしまったのです。
この経験から学んだのは、損切りを「避けるべき行為」ではなく、「必須の行為」として受け入れることの重要性です。
損切りを行うことで、次のチャンスを掴むための余力を確保できます。
一度の負けがすべてを奪うような状況を避けるためにも、感情を排除し、ルールに基づいて冷静に行動することが重要です。
損切りを恐れずに、むしろ積極的に活用することで、あなたのトレードは大きく変わるはずです。
損切りは、負けるための行為ではなく、生き残り、勝ち続けるための最善策なのです。