サンプル「今週の相場動向」(2024.02.18)

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■先週末のニューヨーク市場は、三指数ともに反落。

CME日経平均先物は、38225円と反落しています。

先週の日本市場は、38915円を意識した強い動きとなりました。

とはいえ、短期間による日経平均の上昇は、個別の企業のチャートも悪化させています。

先行した値がさ大型株の多くが、天井圏に近付いています。

3月8日のメジャーSQが近づいており、SQを意識した動きが想定されますが、上値追いが続くというより、業績などの要因が追い付くまで、物色範囲が拡大して、全体水準のかさ上げの方向に向かうと考えています。

つまり、先行した銘柄はもみ合いを続け、出遅れた銘柄が見直される、そういう動きになるのではないかと想定しています。

集団でマラソンをしている場合、最後尾の選手が追い付いてくるまで、戦闘集団が少し足踏みをしている、そういうイメージです。

■株価は業績の実態と将来への期待感で、評価されます。

アメリカのハイテク企業、半導体企業の好業績と好業績期待で、割安さが感じられる日本の半導体関連企業が、先行して買われました。

多くの日本の半導体産業は、今期はまだ減益企業が多くあります。株価は上昇していますが、その多くは、来期以降の急速な業績の回復を期待されてのものです。

そのため、これ以上の株価の上値を追うには、現実の業績回復などの実態が必要になると考えています。

とはいえ、株価が大きく下落していくという事ではなく、下値は限定的だと想定しています。

つまり「足踏み」状態を想定しています。

実績が見えてくる3月中旬以降から5月の決算開示の期間は、少し「足踏み」を維持するのではないかと考えます。

■一方、増益を開示しながら、通期想定を据え置いたり、増益幅が市場想定より少ないという事で株価が大きく売り込まれた銘柄など、「業績」と「同業他社比較」などから割安になった銘柄が多くあります。

値がさハイテク株が「足踏み」している間に、これ等の銘柄の見直しが進むと想定しています。

日本市場は、今週は三連休です。

来週、再来週で、メジャーSQに向けての仕掛けが入る可能性があります。しかし、1月とは異なり、すでに2月のSQ値は市場株価が更新しており、その際に「買戻し」「踏み上げ」などの動きは起きています。

3月のSQへ向けてこの二週間で、株価が下押しするような状況が起きなければ、1月に起きたような、「踏み上げ」による株価の急伸は難しくなる可能性があります。

■3月は、株価が急伸したことにより、売りが先行する可能性があります。

年初から買い進めてきた海外の短期のファンド筋は、第一四半期の益出しに進む可能性があります。

また、日本は3月決算であり、年金や投資信託の一部にも、利益確定の動きが出ると想定しています。

それらの売りは、3月末ギリギリで出てくることは有りません。

3月末にはすでに売りが完了しており、むしろ期末の株価を意識した動きになるのが通常です。

利益を確定した後は、残っているファンドの期末評価額がポイントになるからです。

■日本市場の回復は、まだ始まったばかりです。

決算などの材料が出にくい今週来週ではありますが、三月第二週からは、期末の数字の上方修正、増配、株式分割などの開示が出てきます。

また、来期の業績の回復が著しい会社が多くあります。

そのため、4月後半から始まる決算開示への期待感も強くあります。

株価の再上昇は、4月から始まると想定しています。

今週は、銘柄物色が拡大する週になると想定しています。

既に、東証三市場すべてで物色が拡大しています。

業績などの背景が乏しい会社が多く、参入してもいいですが、素早く「ロスカット」を実行しておくことを留意してください。

また、値がさ大型株の上昇に対する反動として、「低位株」への物色も期待されます。

業績悪化が底をついたと想定されるような有力銘柄への見直し買いの可能性も期待できます。

いずれにしても今週は、4営業日で荒れ模様を想定してください。

■今週の気になる銘柄

・ユーザーローカル(3984)株価:2268円 ロスカット株価:2100円

・住友化学(4005)株価:310.4円 ロスカット株価:292円