代表中野を嗤え「ドル建てで考えてみる!」(2024.02.16)

「日本株に対する海外投資家の買いは、今年急に起きたわけでは
ありません。
実は、コロナ時の安値から切り返す時点の2020年ころから日本株への
買いは始まっているのです。」

■世界の株式市場はコロナ禍の2020年に大幅に下落しました。
経済の崩壊を恐れて世界中の国々が経済政策を実施して、財政出動を
行いました。
株式市場に大量の投資資金が流入し始めました。

その影響で、世界中の株式市場が大反発を始めました。

中心はやはり、アメリカでした。

さて、その流れに乗じて、日経平均株価も実は上昇を開始しています。

日本の投資家も日本株を購入しましたが、やはり市場をけん引したのは
海外投資家でした。

海外投資家が買い付けた日本株の水準はどの程度だったのでしょうか?

■安値を付けた2020年の3月日経平均の安値は16358・19円でした。
当時の円ドルレートは108円程度です。
ドルベースでの日経平均株価は「155.98」ドルでした。

さて、その後日経平均は上昇します。21年2月に30219.62円の高値を付けます。
その時の円ドルは105円(!)です。
その時のドル建て日経平均株価は、「285.94」ドルです。
実に83.3%の上昇幅であり、1年足らずでの上昇は急ピッチ過ぎて、日経平均は
その後もみ合いを続けます。

ドル建てでの日経平均株価「285.4」ドルが、実は日経平均株価の史上最高値
です。

■現在のドル建てでの日経平均株価は「260ドル」前後です。
まだ、史上最高値「285.94ドル」から見るとまだ「10%」ほど下の水準です。

「38915円」は日本人にとっては象徴的な株価で、この水準に近付くといささか
「感傷的」になりがちですが、海外投資家から見ると、意味のある株価は
「285.94ドル」であり、「38915円」ではないという事を改めて考えるべきです。

とはいえ、ドルベースでの高値まであと10%です。
高値圏でもみ合うのは相場の常です。
日本円で考えると日経平均は「41000円」前後で一旦調整に入ると考えるのが
合理的かもしれません。