代表中野を嗤え「バブル到来?」(2024.01.26)

「年初からの株式の上昇に対して、「バブル」とコメントする人が多く存在します。
株価が上がれば「バブル」不動産価格が上がれば「バブル」と称します。

しかし、「バブル」とは、実態的な価値と名目上の価値の乖離が大きくなる時に
あるいは、その状況を指して言うものです。

現状の株式市場にせよ、不動産市場にせよ「バブル」と称する根拠は有るので
しょうか。」

■株式の価値は、一株当たり利益とPERの掛け算で求められます。

一株当たり利益が200円の会社でPERが15倍に買われていれば株価は3000円という事
です。

PER15倍は、企業成長の期待値ですので当然変動しますが、意外と硬直性も高い
モノです。それは、金利水準など預金利子率から計算されることが通例であり、
預金利子率は頻繁に変更されないからです。

さて、日本の全体的な景気は順調に回復成長しています。

二年前に一株当たり利益が250円だった銘柄の利益が300円以上に増加するケースが
増えています。

掛け算をすると株価は250円×15=3750円から300円×15=4500円まで上昇する事
になります。

同様の会社が多くなれば、当然集合体としてのTOPIXや日経平均株価が上昇するのは
当然のことです。

■株価が上昇するとすべからく「バブル」だと唱える人の多くは、株の「高い安い」
だけに拘泥していると思います。

株式の指数を形成している個別会社は日々業績を改善させ成長させることを目的として
活動しています。
一株当たり利益が上昇するのはむしろ当然の事であり、株価が上昇するのもある意味
当然のことなのです。

■不動産も同様です。
不動産は株式以上に供給が限定的です。そのため、経済が拡大して、不動産の活用手段が
増加して、利用価値が増えると、賃料と利子率のバランスから、不動産価格が上昇する
のも当然です。

株式や不動産価格が上昇すると「バブル」と唱えたがる人は、世の中が常に動いている
という認識が乏しいのではないかと考えます。

なるべく自身が保有していない資産価格は変動してほしくない。という深層心理が
働いているのかもしれません。
あるいは、自分がその価値の上昇に乗り遅れたことが原因かもしれません。

いずれにしても「食べられなかったブドウをあのブドウは酸っぱい」そうそぶくイソップの
狐のような心境ではないかと考えています。