代表中野を嗤え「アメリカの金利はどうなる?」(2024.03.19)

「日本銀行の政策変更の次の日に控えているアメリカFOMCです。日本銀行
は、「金利正常化=引き上げ」に動きました。
アメリカは、株式市場が率先して、昨年から「金利引き下げ」を材料
として、株価が上昇してきました。

果たして、アメリカの金利動向は、どうなるのでしょうか?」

■アメリカのFRBは昨年9月の段階で、「金利引き上げ」は当面行わない
事をコメントしました。

12月のFOMCでは、24年、25年で数回の(3回?)利下げを行う予定を
コメントしました。

「金利引き下げ」は、経済を活性化させます。経済が活性化すれば株の価値は
向上します。
昨年秋以降に、ニューヨーク市場で、株価が上昇を継続してきたのは、来るべき
「金利引き下げ」を材料とした上昇だと考えています。

■「金利引き下げ」を行うにはしかし条件があります。
それは、「インフレ」が沈静化している事、「インフレ」の背景でもある経済
の「過熱状態」が収まっていることです。

アメリカの経済指標は、「インフレ」に関しては、順調に鎮静化してきましたが
果たして、次第に「沈静化」の速度が落ち、「下方硬直性」が目立つように
なっています。

FRBが理想としている2%程度のインフレ率に終息するのは、当面不可能ではないか
というほどの「堅調ぶり」です。
経済が安定的に好調であるという事がその背景です。
そのため、アメリカでは「ノーランデイング」という景気が好調なまま後退や
停滞に陥らず、成長が続くという、いささか「虫のいい」シナリオさえ出てきました。

しかし、「金利高」は、徐々に経済に効いてきていると考えます。

■アメリカの国債金利が低下していかずに逆に上昇しています。

金融政策は、短期程中央銀行の政策が影響を与えられますが、期間が延びるほど
市場の「相場観」の影響が強くなります。

とりわけ指標となる10年国債の金利は、一時期、3%台に突入するなど、「金利低下」
を反映していましたが、現状では売り込まれ、昨年9月とほぼ同様の水準です。

つまり、FRBが「これ以上金利は上げない」とコメントした時点に戻っている
のです。

債券市場では、「振出し」に戻っているのです。

株式市場が上昇を継続するためには「金利引き下げ」が材料です。
しかし、債券市場では、それを否定しています。

アメリカの株式市場、債券市場の危うさは、この相場観の乖離にあると考えています。

■まだまだアメリカは一筋縄ではいかないと思います。

方向性が出てくるまでは、時間が必要です。