代表中野を嗤え「志を持つ」(2024.03.14)

「投資に限らず、「志」すなわち「目標」を持つことは、非常に
重要なことだと考えます。
「目標」を定めることにより、それを実現するための「戦略」が
生まれます。
「戦略」が定まれば「戦術」が決まります。

何を買うか、いつ売るか、それはすべて「戦術」の話です。
「戦略」なき「戦術」は、なかなかうまくいくとは思えません。」

■若いころ、学校教育の中で、「志を高く持て」という事を何度か
言われました。
当時は、なんともピンとこなかった話でしたが、長く人生を過ごして
来ると「志」の有無で、さまざまな異なる結果が導かれるのだ、という
事が理解できるようになりました。

「志」とは「どうありたいかという目標」であり、その目標を実現
するために「戦略」が生まれ、「戦略」に基づいて「戦術」が生まれる
という事を次第に理解できるようになりました。

最も、気が付くのがいささか遅く、取りうる「戦略」や「戦術」が
限定的になってしまった事は否めません。

■「SDGS」が叫ばれるこの頃ですが、確かに世界にとって「持続可能性」
は大切ですが、何より自分自身の「持続可能性」こそが最も大事であり
それが実現してこその「SDGS」だと考えるのです。

持続可能な自分の人生の根幹をなすものは「資産」です。

投資における「志」は、自身の「持続可能性」を維持するための目標です。
その目標は、長く維持すべきものです。

そのため、「投資」に関する「目標」は、長く継続的に実行が可能かどうか
に焦点を当てるべきです。
つまり、「戦略」は、安定的な「資産増加」であり、「戦術」は、継続
可能な手段を選択するべきです。

最も遠い「戦術」は、瞬発的な単発の投資です。
「テンバガー銘柄」「短期急騰銘柄」などを紹介するサイトもありますが、
重要なのは、その銘柄を恒常的に探索できることであり、瞬発的な投資
ではないという事です。

■「投資」の世界で、最悪なことは、「投資」の場から撤退せざるを得ない
事です。投資資金が枯渇するなどの理由で、「持続」出来なくなることが
最大の失敗です。

「投資」を「SDGS」として「継続性のある」ものにするには的確な「戦略」
と「戦術」が必要です。
「戦力」に乏しい「真田軍」が巨大な「徳川軍」を撃退したり、最盛期の
アメリカ軍をベトナムが撃退したり、「戦略」と「戦術」が功を奏した
例は、歴史的にも多くあります。

「志」「戦略」「戦術」自己責任の投資の世界ではとても重要な事なのです。