代表中野を嗤え「株価は「高い」「安い」で考えない」(2024.06.05)

「株式相場が低迷期に入る、あるいは、上昇している時に必ず出てくる
投資家の心理が「高すぎる」「安すぎる」というものです。

株式相場は、その会社が生み出している価値に対する相対評価です。
絶対的価値ではありません。
会社の業績が変化して生み出している価値が増減すれば、相対的価値は
変化するのが当然なのです。」

■株価が「高い」「安い」で判断する癖を持つと、なかなかその感覚から
抜け出すことが出来なくなります。

半年前まで1000円だった株価が、1200円になると「高い」と感じて手が出せなく
なります。
また、半年前に1000円だった株が800円になると「安い」と感じて思わず
手を出してしまう。

そういう感覚です。

しかし、1000円から1200円に上昇した株は1500円、1600円とさらに上昇する
事があります。
1000円から800円に下落した株は、さらに600円、500円と下落していく事
はよくあることです。

そんな投資家に欠落しているのは、株式会社は常に変化しているという事です。
株式会社と同様社会も常に変化しているという事です。

株価は絶対評価が出来ない代物なのです。

■株式会社が活動を活性化させ、そのことが利益を押し上げることがあります。
株式会社は常に、利益を上げるために活動しているのですが、研究開発や
新製品、社会の変化などで需要が増加して、大きな変貌を遂げるときがあります。

「お金」は、そんな会社が発する「熱」に反応します。

「熱」が過熱されるに従って、集まる「お金」の量は増加していきます。
提供される株式数は限定されていますから、「お金」が集まると、株価は上昇
します。

かくして株価は上昇します。

「熱量」の増加が一定程度にとどまると集まりすぎた「お金」に供給する「熱量」
が減少します。
そして、株価は下がります。

この株価の動きの中には「高い」「安い」という判断は入り込むすきがないのです。

■「株価」は、「お金」の需給で動いているのです。

その需給は常rに変化しており、変化する要因は株式市場では事業会社が発する
「熱」です。

「高い」「安い」という感覚で、投資をおこなって、成功することもありますが、
それは「偶然」だと考えるべきです。

「偶然の利益、偶然に失う」です。
投資の原理原則をきちんと外さないことが肝要なのです。