市場の目「まだまだ足踏み」(2024.03.05)

「昨日のニューヨーク三指数は三指数ともに小幅反落。パウエルFRB議長の
議会証言が、週末にあり、最大の材料である「金利」に関してのコメントが
出るのではないかとの期待感もあり、材料待ちというところです。

相場的には上昇疲れではないでしょうか。

日本市場は、メジャーSQを前に、日経平均だけが小安く、それ以外の指数は
堅調でした。」

■何度もコメントしていますように、相場は「勢い」だけで上値が付けられる
モノではありません。

株価水準を形成している期待値があり、その期待値に見合う実績が下支え
します。
アメリカの各企業も決算開示の狭間に入りました。
「材料不足」は否めません。

アメリカ株を押し上げるとしたら「金利引き下げ」という材料だけです。
パウエル議長の発言に注目が集まります。
もっとも、サプライズがあるようなコメントにはならないと想定しています。

■日本市場は週末のSQをめがけて難しい局面に入りました。
コールの売りポジションは40500円や41000円あるいはそれ以上には積みあがって
いますが、それらの「売り」を買戻しや踏み上げに誘導するには、すでに、
先物をけん引してきた値がさハイテク株が買われすぎており、今までのようには
行きません。

今年に入り、SQがらみで、含み益を大量に持っている海外投資家が多く
います。彼らが、SQで、利益確定のために売り抜けるためには、何らかの
工夫が必要になると想定しています。

値がさハイテク株が動きづらければ、より幅広く日経225に影響を与える銘柄
を物色しなければなりません。

本日はハイテク株から物色が拡散しています。

そのため、日経平均は前日比マイナスになりましたが、比較的堅調な動き
となりました。
TOPIXなどの指数は、物色が拡大した分だけプラスで終了しています。

■大林組が増配と資本政策の見直しを開示しました。
本日は株価が急騰し、同業にも波及しました。

以前コメントしたように、やはり、三月に入ってからの「増配」などの資本政策
の開示が始まっています。

日本市場の下支えをしてくれるのは、そういう会社群ではないかと考えて
いるところです。