「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに小幅上昇。トランプ
プーチン会談の不毛の結果に、市場はすでにあきれているようです。
トランプ政権の「公約」「政策」の浅薄さは、トランプを支持した
人たちに確実に降り注ぐと考えています。
日本市場は、相変わらずの政治の不毛です。
いち早くアメリカとの交渉権を確保しながら、日本的な優柔不断さが
日本経済の足を引っ張らなければいいと考えています。」
■トランプ大統領の本質は気の小さな臆病な人なのではないか、と
推測しています。
そのため、低姿勢で来る人間には居丈高に構え、強気で来る人間に
対しては引き気味の姿勢が際立ちます。
自身の手柄にすることは好みますが、決して自らが手を下そうとは
しません。その能力がないことを自身が最も周知しているからだと
思います。
強面で、居丈高に世界に主張すれば、誰もがひれ伏すと考えてでも
いたのでしょうか?
トランプ大統領への失望感は確実に進行していると考えています。
■アメリカ下院で強引に進めている減税法案の審議もひどいことに
なる可能性があります。
結局、貧困層への(トランプ支持者の中心です)補助金の削除促進
富裕層に対する増税、などで減税法案は通過しますが、効果が出るかどうか
は微妙です。
トランプ政権の基本的な欠陥は「準備不足」です。
政策の影響、地政学的リスク、経済への反響など、いずれも『いいとこどり」
の考え方だけですすめていると見えます。
間違いなくトランプ大統領は歴史に残ると思います。
どういう形で残るかはわかりませんが・・・
■日本の政治も同様です。
与党野党ともに、具体的な対応をどうしたらいいのかわかっていないと
思います。
理解しているのは、日本の金融庁、外務省、経産省の役人です。
経済の足を引っ張らないように速やかに政治対応をしてほしいものです。