市場の目「ラッパ足再び」(2024.04.01)

「ニューヨーク市場で先物が三指数ともに上昇しています。日本市場は
その動きを好感して、高く寄り付きましたが、続かず、大幅な下落とな
りました。

上下の値幅は1000円を超える波乱の新年度です。」

■4月はアメリカと日本では個人投資家に対して顕著な違いが出ます。
アメリカでは、昨年12月までの税申告に対して、4月から「還付金」の支払い
が始まります。
更に大半のアメリカ企業は12月決算であり、三月の株主総会を経て、4月
は、配当金の支払いが行われます。

そのため、アメリカの個人投資家、また機関投資家にも資金が流入する時期
となるのです。

アメリカの先物市場では、このニューヨーク市場の4月のアノマリーに
期待して、高めに推移しているのだと思います。

しかし、日本は事情が異なります。

■先週末の年度末は、大過なく通過しました。
想定された年金の売り、投資信託の益出し、海外投資家の益出しという
売り要因を跳ね返し、堅調な結果となりました。

本日は新年度入りです。
運用者は、新しい年度に入り自由度が増加しています。とりあえず、益出し
から始めて、身軽になりたいというモチベーションはよくわかります。

日米の投資家の資金状況の違いで、相場付きはもたつくことも想定できます。
しかし、日本企業の決算がはじまる頃から、その好決算を評価する動きが
はじまると期待しています。

当然、株価的に「期待されすぎていた」銘柄は、決算数字が追い付いてこず、
厳しいかもしれません。
とはいえ、慎重な経営者が多い日本企業でも、業績の上振れ、今期想定
の予想外の修正が相次ぐのではないかと考えています。

相場が弱い時期はまだ続くと想定していますが、下値は限定的だと考えます。

相場が底についてから、冷静に投資を開始すればいいと思います。

本日の足は、ラッパ足です。
3月7日以来の典型的な調整が必要な足です。
しばらくは模様眺めでいることを我慢してください。