市場の目「一週間早い!」(2024.03.01)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇しています。停滞をしていた
半導体関連銘柄が戻すことによりナスダックが上昇し、市場の気分を明るく
していると考えます。

しかし、二月に上昇した「マグニフィセント7」の銘柄は、「エヌヴィデア」
と「メタ」だけでした。

先行しているニューヨーク市場にも少し変化が起きているのです。」

■ニューヨーク市場では、「マグニフィセント7」が相場をけん引してきました。
しかし、ニューヨーク市場の厳しさは、すでに、「テスラ」が、そのメンバー
から外されるなど、成長期待が薄れると同時に、市場からすかさず、排除
されるという事です。

新しい成長期待銘柄が次々と出現してくることもアメリカの経済の驚異的な
姿だと考えています。

しかし、ニューヨーク市場は、そろそろ、上値が重くなりそうです。

平均PER22倍以上という数字は、金利水準と比較して、低すぎる状況だからです。

■日本市場では、日経平均が「40000円」に超接近しています。

来週の「メジャーSQ」で、実現すると想定していましたが、印象としては
一週間早い、と感じています。

日経平均をターゲットに置き、先物で水準をけん引して、値がさハイテク株を
買い上げる、という、この半年間で行われてきた戦術をそのまま踏襲されて
いると考えています。
個別企業で見ていくと、値がさハイテク株のPERはアメリカのマグニフィセント7
同様、いささか高くなりすぎています。

来期見通しなどがでて、水準訂正を行わない限り、上値を追い続けるのは
厳しいのではないかそう考えています。

「メジャーSQ」というイベント事でもなければ一気に高値を追うのは難しいと
考えていたため、「一週間早い」と考えた次第です。

日経平均は本日700円以上も上昇しました。
しかし、値上がり銘柄と値下がり銘柄が同数という奇妙な状況です。
値上がりの数字と比較して、値下がり銘柄が多すぎる感があります。
つまり、指数がけん引する、やや歪な状況ともいえると考えています。

■指数を上げるために影響力の大きな値がさハイテク株を買い上げるという戦術
は、極めて有効に機能しています。

その背景には指数とそれに伴うオプションや先物の差額決済などの利益が
あります。
長期的な視野で投資を進めているわけではありません。

業績などからコメントするメデイア関係者が多くいますが、もっと生々しい
マネーゲームが動かしている、まさしく「カジノ」状態なのかもしれません。

しかし「カジノ」も相場です。

今晩のアメリカの経済指標の開示が楽しみとなりました。