「26日はアメリカのメモリアルデイで休場。
日本市場は、薄商いながら堅調な動き。」
■トランプ大統領の気まぐれが日本製鉄を困惑させています。
買収を承認したのか、はたまた50%以下の出資比率で、資金だけ
を引き出したいのか、よくわからない状態です。
EUが、中々、交渉のテーブルにつかないことに苛立って、高い
関税比率を提示してみたり、すぐに延長してみたりと、大統領
出なければ、ただの情緒不安定な年寄りのような様相です。
このままであれば、「トランプを信用するな」という動きが
世界に拡散すると考えています。
そてはすなわち、アメリカの信用の失墜であり、影響力の喪失
です。
「減税法案」思い通りにならないことの焦りもあるのだと考えます。
■アメリカの市場が無い時は、日本市場は出来高が少なく、株価は
指数先行で高くなることが良くあります。
本日はその典型です。
実需筋は市場に出ておらず、短期の投機筋が、指数を中心に手を
出している、というところです。
休場明けの市場はトランプのご機嫌次第です。
アップルの動き、サムソンの動きに注目です。
アメリカで生産すれば人件費だけでコストが関税以上に上昇します。
アメリカがとるべき政策は、同盟国との関係を強化して、同時に
サプライチェーンも確保するという事だと考えています。
アメリカで製造業を回復させるには、アメリカがデフレとなり、人件費
が下がることが必要だからです。
経済合理性は、残酷なのです。